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皆さん、レーザーという言葉にどのようなイメージをお持ちですか?人によってはパソコンやDVDプレーヤーなどの電子機器、レーザー光線を使ったレーザーショー、工業用の溶接や穴あけなどの金属加工に使われるレーザー技術を連想するかもしれません。実は日常生活や産業の中で多く使用されており、いまやレーザーなしでは生活できないくらい普及しています。
20世紀の三大発明のひとつに数えられるレーザー光線は、1917年にアインシュタインがレーザーの発振の原理の発表をしたことにはじまります。1958年にシャーローとタウンズがその理論を応用してメーザー(MASER:誘導放出によるマイクロウエーブの増幅)の発振に成功し、レーザー(LASER:誘導放出による光の増幅)の可能性を提唱しました。そして1960年にアメリカのメイマンがルビーの結晶からレーザーの発振に成功しました。
このレーザーが医療に応用され始めたのは1960年代からです。日本の皮膚科形成外科の領域では、当院理事長の大城俊夫が1975年にルビーレーザーを導入し、臨床応用したのが始まりです。しかし、実際に臨床の場で使用されるようになったのは1970年代後半以降のこと、また今日のように幅広くレーザーが使用されるようになったのは、実は1990年代後半になってからのことなのです。
現在では、いわゆるアザに対する治療などで皮膚科形成外科領域をはじめとして、レーザーメスとして外科領域で、また疼痛緩和の目的でペインクリニックで、外傷後などのリハビリテーションで、アレルギー性鼻炎などの耳鼻咽喉科領域でなど様々な分野で応用がなされています。また、実際の治療以外にも、検査機器の中にレーザー工学の技術が応用されているものも少なくありません。
今回は、レーザーの歴史を解説しましたが次回はレーザーが医療現場で使われている現状について報告します。 |
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2008.5 佐々木 |
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