当院の歴史

世界初のレーザー専門総合病院へ

恩師ゴールドマン博士と大城理事長

恩師ゴールドマン博士と大城理事長

レーザーは「光」です。多くの学者による光の研究の末、1960年に米国人テオドール・メイマンによってルビーの結晶を媒質にしたレーザーが発明されました。当院の理事長である大城は、そのルビーレーザーを皮膚科領域に応用したレオン・ゴールドマン博士の論文を読み、自身が研究していたアザの治療に応用できるのではと考えて1974年に渡米しました。 大城は、ゴールドマン教授の下でレーザー医学とレーザー工学とを修学し、1975年に世界で初めてのアザのレーザー治療専門病院として、大城クリニックおよび日本医用レーザー研究所を静岡県静岡市に開設しました。1977年、クリニックおよび研究所を東京千代田区麹町に移転、1994年には現在の地、東京新宿区信濃町に移転。2002年にクリニックを医療法人化し、現在に至っております。

開設当初、日本には医療用レーザー機器さえなかったため、大城は、メイマンの設立したKorad社製(米国)のルビーレーザーK2(工業用レーザー機器)を個人輸入し、日本医用レーザー研究所において、独自に医療用機器に改良し、「大城式KORAD K2ルビーレーザー装置」として各種母斑(アザ)に対してのレーザー治療を開始しました。これが、日本の皮膚科形成外科におけるレーザー治療の始まりです。

その後当院は、形成外科および皮膚科領域におけるレーザー治療のパイオニアとして、メラニン系の母斑(黒アザ、茶アザ、白アザなど)や異常血管系の母斑(赤アザ)などを中心に治療を行い、その臨床成果や研究成果を成書、論文、各種学会、新聞およびTV、雑誌などを通じて国内外に発表してまいりました。さらに、医用レーザーの新しい可能性をも追求し、各種痛みの治療(整形外科・痛み科)、医療レーザー脱毛、アレルギー性鼻炎(耳鼻咽喉科)、更年期障害、不妊症(レディース科)、美容外科・美容皮膚科などへとレーザー治療の応用範囲を広げてまいりました。

現在大城クリニックでは、29種103台のレーザー機器を常備し、形成外科、皮膚科、整形外科、痛み科、耳鼻咽喉科、婦人科(レディース科)、美容外科・美容皮膚科を標榜し、各診療科の専門医師によるレーザーを中心とした総合的な診療を行っております。

大城クリニックは、「健やかに、美しく、華やかに人生を送っていただくためにレーザーを医療に活かす」という信念のもと、世界初のレーザー専門総合病院として、皆様のお役に立てるよう歩み続けております。

大城クリニックと日本医用レーザー研究所のあゆみ

1974年6月 大城がレーザー医学研修のため渡米
1975年2月 Korad製Rubyレーザー「K-2」を改造しアザ治療を開始
1975年6月 日本医用レーザー研究所 設立
1975年6月 大城クリニック 開設
1978年7月 日本医用レーザー研究所 製小型Rubyレーザー開発
1980年4月 ペインクリニック開始
1985年 日本医用レーザー研究所製半導体レーザーOhLase3D1を開発
1990年10月 第1回International Laser Therapy Association(国際レーザー治療学会:ILTA)を沖縄で大城理事長が大会長として開催
1993年10月 花粉症治療開始
1994年5月 クリニック信濃町移転
1996年10月 不妊症治療開始
1998年5月 銀座四丁目大城クリニック開設
2001年12月 診療内容の拡充の為、銀座四丁目店と信濃町大城クリニックを統合
2002年10月 医療法人化を行い、「医療法人社団 慶光会 大城クリニック」 と改正