マンスリートピックス

大城クリニックでは、患者さまに役立つ情報を提供するために マンスリートピックスを紹介していきます。

 不妊を予防する

 最近、新聞、雑誌、テレビ等のメディアに「不妊」または「不妊症」の言葉が目に付く機会が多くなったことに気づいた方も多いと思います。不妊の定義とは、「正常な性生活を営んでいるにもかかわらず、一定期間以上経ても妊娠の成立をみない状態」を言い、現在、夫婦が正常な夫婦生活をおくって2年経ても妊娠しない場合が、一般的に不妊症を疑い病院に通うひとつの目安ともなっています。

 不妊カップルの数は、現在増えつつあるとされています。増加の原因として子宮内膜症、性感染症(STD)の増加など病的なものもあれば、飲酒、喫煙など 生活習慣によるものもありますが、やはり女性の晩婚化が大きな要因となっています。女性は、20~24歳に妊娠のしやすさが最大となり、25歳以降徐々に 低下していきます。例えば、35歳の女性で、子宮内膜症があり飲酒、喫煙の習慣を持ち、なおかつ肥満傾向にあれば、これらの複数の要因が絡み合うことで、 より妊娠しにくくなるといえるのです。

  近年、いわゆる「機能性(原因不明)不妊」という状態でクリニックに来られる方が増えています。これは、女性側にも男性側にも特にこれといった不妊要因が ないにもかかわらず妊娠にいたらない状況をさします。患者の方にとっては、原因がわからない分、よりストレスが溜まりやすい状況といえるでしょう。しかし 原因が不明であるということは、決して原因がないということではなく、現在の医学ではまだ理解されていない、または検索できないという意味でしかありませ ん。あまり深刻に捉えることは、逆効果になります。

 それほど重要視されていませんが、このような人たちの多くに“冷え性”、“便秘”、“肩こり”が認められ、それらの症状がより重症である傾向にあります。これは、全身の血行不良を意味し、卵巣血流および妊娠のしにくさとの関連があると考えられています。

 現在の不妊治療が昔と比べ極端に変わったとは言えません。今後の社会状況(晩婚化)も変わるとは思えないことから、これからは、不妊の予防がより重要になると考えられます。日常の中で、“冷え”、“便秘”、“肩こり”を感じる場合は、それらを解消するように体調を整えることが大切です。“冷え”、“肩こり”が無くなったら妊娠・出産が出来たという不妊症の患者の方もいらっしゃいます。体全体のバランスが整えば、赤ちゃんを授かる可能性も増すでしょう。

 


 
 
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