アザの治療では、アザの種類によってレーザーを使い分ける必要があります。治療には、そのアザによって最適な時期がありますので、専門医による診断を受けることが必要です。
レーザー専門医、形成外科専門医による複合レーザー治療
アザには、異常メラニン系のアザ(太田母斑、扁平母斑、母斑細胞母斑、白斑など)、異常血管系のアザ(単純性血管腫、イチゴ状血管腫、海綿状血管腫など)、隆起性のアザ(疣状母斑、表皮母斑など)などがあります。アザの治療では、アザを正確に診断した上で、適切なレーザー機器の選択を行い、きめ細やかな手技による治療が必要です。一つのレーザー機器での治療効果には限界があるため、複数のレーザー機器を用いた複合レーザー治療を行うことで、更なる治療効果を出すことが可能になります。
当院では、レーザー専門医の資格を持った形成外科専門医が、28種86台のレーザー機器を複合的に使用し、患者様にとって最良の医療を提供しています。
麻酔科専門医による乳児期からの日帰り全身麻酔によるレーザー治療
当院は、慶応義塾大学病院麻酔科より麻酔科専門医を派遣していただき、日帰りの全身麻酔によるレーザー治療を行っております。広範囲のアザで治療に痛みを伴うお子様や、顔面の眼や口周囲のアザで安全性を確保することが望ましいお子様に対して、安全なレーザー治療を安心して受けていただける体制をとっております。
特殊外来の設置
当院は、特殊外来として、血管腫外来、傷あと外来、イレズミ外来、美容外来、セカンドオピニオン外来などを設置しております。各々の外来にて、治療方針を明確にした総合的な相談を承っております。