顔面神経麻痺

顔の表情を作っている筋肉の動きなどをつかさどっている顔面神経の麻痺によるものです。発症から早期に 内科的レーザー治療(LLLT)を行うことで、治療効果を上げることができます。

詳しい説明

「顔面神経麻痺」とは、顔面の表情運動、味覚、咀嚼(そしゃく)、言葉の発声などをつかさどる顔面神経が侵されて、麻痺症状を起こす疾患です。高度な顔の変形が患者さんの社会生活の支障となることが多く、悩まれている方も少なくありません。
ウイルス性のもの、外傷や手術後の後遺症によるもの、原因不明のもの(特発性顔面神経麻痺)などがあります。原因のしっかりわかっているものに対しては、原因の除去を行うことが一番重要ですが、多くのものはその後の顔の表情を作る筋肉(表情筋)の麻痺を伴いますので、リハビリが必要となり、内科的レーザー治療(LLLT)が効果的です。また、ウイルス性などで顔面神経の炎症をもとに発症しているものでは、内科的レーザー治療(LLLT)で炎症を早期に抑えることで治療後の経過が良いようです。

体験談

顔面神経麻痺

1年で顔の表情が見違えるようになった

38歳 主婦

原因と症状

私は子どもを3人かかえる主婦ですが、今からちょうど2年くらい前より、右頼が「ピクピク」する感じがあらわれ出しました。当初は少し疲れがたまっているのかと思いあまり気にせずにいましたが、だんだん「ピクピク」する感じがひどくなり、ついには、顔を動かそうとしてもうまく動かず、右眼だけ閉じられないような状態になりました。そのためか、右眼が乾燥していつも点眼薬で潤わせていました。鏡を見ると右の頼が「グラーッ」とたれて下がったようになり、これは大変と思い近所の病院へ行くとそこでは原因がわからないと言われ、内服薬と点滴で治療しましたが、いっこうによくなる気配がありません。

そんなある日友だちのすすめでレーザー治療を受けてみることにしました。最初は少し、こわい感じもしましたが先生の説明を受けているうちに副作用もないと言うので少し安心しました。治療を受けていると今までまったく動かなかった頬の筋肉がピクピク動き出したり、まぶたのケイレンなどがあらわれたので希望の光が見えてくるような気がしました。

治療

週に1回ごとの治療を1か月くらいつづけると、右眼の乾きも少なくなり2か月めには、目を閉じられるようになりました。しかしまだ右頬のゆるんだ感じが残っています。先生に伺うとこれは筋力が落ちてたるんでいるので、鏡を見ながら表情をつくる練習をしなさいとアドバイスを受けました。表情をつくる練習をしていると、少しずつではありますが顔の動きがよくなっている感じがわかり、必ず治ると自分の中で確信できるようになりました。

そして約1年で治療を終えたのですが、レーザー治療をはじめる前と後とを写真で比べると顔の表情がまったく違っていました。

麻痺がひどかったころは、外出もあまりせず家族にもとても心配をかけましたが今では以前よりも明るくなったと、家族からも言われています。

ドクターメモ
顔面神経麻痺には中枢性と末梢性の2種類があります。この患者さんの場合は、末梢性のものです。このタイプには半導体レーザーはかなり効果があります。20数年来の顔面神経麻痺の患者さんで他院を転々とされて治らなかった方を治療して治してさしあげたこともあります。